SHIKA.mon -鹿物話-

鹿が好きおなごが猟師を目指しはじめた物語

猟師になって3年が経っていた

そういえば、猟師になるまでの記録をブログに残しておこうと思ってはじめたこのブログ。猟師になってしまってからというものの、途端に更新をやめてしまった。

 

猟師になって2年経った昨年の8月で7年続けていた仕事を辞めた。猟師一筋で生きてみたいなと思って尊敬している猟師さんのもとに弟子入りして、解体の仕方や猟の仕方、考え方を教えてもらってとにかく楽しくて苦しくて忙しかった。

 

そのあとは北海道にいき、猟師とライターを複業しながら暮らした。そんなこんなで、あっという間に狩猟免許の更新のタイミングがきた。更新ということは猟師になって3年目ということ。早い。早すぎる。まさに怒涛だった。

 

この数年で本当にいろいろなことを体験した。コール猟して腰抜かしたり、猟犬の育て方みたり、罠猟のやり方教えてもらったり、山の歩き方教えてもらったり、、、。普通に社会人として会社勤めしているだけでは気づけなかったことにたくさん気が付くことができた。狩猟をはじめてよかったと本当に思っている。

 

一方で、会社勤めしている方が金銭的に安定していることもひしひしと感じた。やりがいとお金を天秤にかけてお金とるならば、猟師はなかなか難しい。猟師が増えたといっても若者が続けられない理由がよくわかる。金銭的にも環境的にも厳しい。私はいいご縁に恵まれたから、銃もガンロッカーも安く譲り受けたけど、定価で買っていたらいくらあっても足りない。そして、維持するのも大変だ。

 

また、猟師として粘っていたら、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌、あらゆるメディアに取り上げてもらった。露出したこともあって、いろんな人から応援のメッセージを受け取ることもあった。同じ猟師さんに応援してもらえるのもうれしかったし、全然違う業界の人に意見をもらえるのもとてもうれしかった。

 

メディアにでる=叩かれるというイメージがあったので、少しおびえていたけれど、私の周りのみなさんはとっても優しくて正しい意見をくれる人たちだった。ありがたい。

 

今、思うがままにブログを書いているから、後でみたらへたくそな文章だと思う。けど、ありのままの今の気持ちを残しておきたい衝動にかられたので、もうちょいお付き合いください。

 

7年後の私へ。

無事にライフル取得できていますか。

鹿を撃つのはなれましたか?1匹目は広尾町で大きなオスを仕留めたね。

熊にも挑む気ですか?あなたならやりそうだけど気を付けてね。

解体の腕は上がりましたか?せっかくだから若い猟師さんにも教えてあげなさい

カナダで鹿を撃ちたい夢は果たしましたか?

弟子はいますか?あなたが教えてもらったように、ちゃんと後輩育てるんだよ。

自分の鹿の解体施設はありますか?みんなにおいしい鹿肉提供できてるといいね。

 

まだまだやれる。

がんばっていこうね。

女性猟師といったら「中村まや」となるまで。