宮城県内の鹿肉、全面出荷禁止に
2017年も終わりかけの12月13日、松居一代の離婚が決定した頃、悲しい発表がありました。
11月に行われた国のモニタリング調査で、宮城県の栗原市で捕獲された鹿肉から、基準値を超える放射性セシウムが検出されたのです。
宮城県のホームページを見たのですが、「基準値を超える」とだけ書いてありました。一体どれくらい超えてしまったのだろう。2017年12月13日に追加された、基準値を超える放射性セシウムが検出された宮城の食材は、鹿だけの模様(以下参考資料を添付します)。なんでよりによって鹿。悲しい。
出典:放射能情報サイトみやぎ
過去、2013年に気仙沼で一度、捕獲された鹿肉から、基準値を超える放射性セシウムが検出されたことがあるため、今回の件で2度目の事例です。
石巻はいままでしっかり基準値内なのに、宮城県内全ての鹿が出荷禁止なんて。涙
たしかに安全が補償できないといけないことは重々承知だけどさ。涙涙
以下、今回放射線量が越えた鹿が採れた地域(栗原市)の放射線量マップです。
出典:放射能情報サイトみやぎ
図を見ると栗原市も、その他の宮城県地域も、空間放射能はクリーンです。
基準値をはるかに下回っています。
なのになぜ、今回の栗原で捕れた鹿は基準値を超えてしまったのだろう。
ここからは超私論ですが、
癌になる人もいれば、癌にならない人もいる。
これに近いと思うのです。
日ごろの生活環境だったり、体調によって、
同じ状況下でも発症する人としない人がいる。
そんなことだと思うのです。
だから、ひとり癌の人(放射能汚染)みつけて、
「その付近にいる人もみんな癌でしょー?」
「アウトー!はい、君も癌だよきっと。アウトー!」
は、酷じゃないか。と思ったりするのです。
まあ、人体被害が起こってからでは遅いからこんだけ徹底するのもしょうがないとは思いますが。
ともかく、宮城県の食材が危ない!だとか、鹿の肉は放射能にやられているだとか、そんなことを一概に思って欲しくないな、と思いました。
震災を機に、風評被害と事実とかごちゃ混ぜになり、大きなカテゴライズで「原発から近い東北の食べ物、危険」と思う方が増えてしまったと思います。
それは一概に間違いではないし、ニュースを軽く見ているだけだったら、そう思ってしまうよなぁ。けど、私が普段取材をしたり、生産者の方とふれあっていると、その課題としっかり向き合っている生産者は沢山います。
その人たちにも被害が少なからず出てしまうのかと思うと、小娘はちと悔しいのです。
放射能に汚染されない方法と、放射能を改善する方法を探るのみですね。2018年にはまた食べられるといいな。
よりはやく、
宮城の鹿が食べられますように!